不安や不眠でリボトリール(ランドセン)を服用を継続していて、「そろそろ薬を減らしたいな…」と思っていませんか
医師に減薬の許可をもらい、いざ、減薬してみたら、前より不安が強くなった。
夜も眠れなくなった。動悸がする。
「1/4しか減らしていないのに、どうしてこんなにつらいのだろう」と戸惑う方もいます。
病院で相談しても、離脱症状だと理解してもらえなかった。
ネットで減薬方法を調べても、自分には何が合うのか分からない。そんな状態で一人で進めるのは、不安だと思います。
私自身も以前、約10年間リボトリールを服用していました。減薬は相当しんどく、完全にやめるまで約1年半かかりました。
この記事では、私の経験を交えながら、減薬でつらくなったときに考えてほしいことや、どのような減薬方法があるのかをお伝えします。
リボトリールとランドセンは、同じ薬ですか?
リボトリールとランドセンは商品名が違いますが、どちらも有効成分は「クロナゼパム」です。錠剤の添加物などまで同じという意味ではありません。
私はリボトリールを服用していたので、ここからは自分の体験については「リボトリール」と書きます。ランドセンを服用している方にも、減薬に向き合う際の参考になればと思います。
クロナゼパムはベンゾジアゼピン系の薬です。服用を続けているうちに体が薬のある状態に慣れ、量を減らしたあとに不安や不眠などの変化が現れることがあります。
「最強のベンゾ」と言われるけれど
リボトリールやランドセンについて調べると、「最強のベンゾ」という言葉を見かけることがあります。
私も服用し、やめるまでにかなり苦労したので、その言葉が気になる方の気持ちは分かります。ただ、「最強のベンゾ」は正式な医学用語ではありません。「強い薬だから一生やめられない」と決まったわけでもありません。
一方で、ほかの人が短期間でやめられたから、自分も同じようにできるというものでもありません。服用してきた期間や量、ほかに飲んでいる薬、仕事や家庭の状況は一人ひとり違います。
怖い言葉を見つけて自分を追い込むよりも、今の体調を見ながらゆっくり減薬することを大事にしてほしいと思います。
私はリボトリールをやめるまで約1年半かかりました
私は13年間、うつや不眠、不安に悩み、一時期は10種類17錠の薬を毎日服用していました。減薬による離脱症状で入院した経験もあります。
そのなかでも、リボトリールの減薬は相当しんどいものでした。完全にやめるまで、約1年半かかっています。
減薬を始めると、「次はいつ減らせるだろう」「まだこれだけ残っている」と、薬の量ばかり気になります。私も、思うように進まないことに焦りました。
でも、減薬は人と速さを競うものではありません。
今なら、1年半を「かかりすぎた」とは思いません。私には、それだけ時間が必要だったのだと思います。仕事や日常生活をできるだけ守りながら進むことも、断薬を目指すうえで大事でした。
減薬後につらくなったら、何を記録すればいい?
薬を減らしたあとに不安が強くなったり眠れなくなったりすると、「元の病気が悪くなったのか」「離脱症状なのか」と心配になると思います。
そんなときは、次のことを簡単に書き残してみてください。
- いつ、薬の量を変えたか
- いつから、どのような不調が出たか
- 睡眠や食事はどう変わったか
- 仕事や家事にどのくらい影響したか
- 少し楽な日には、何が違ったか

毎日詳しい日記を書く必要はありません。あとで自分が振り返れて、診察でも説明できる程度で十分です。
調子を崩すと、「また失敗した」と思うかもしれません。でも、そのときの経過は、次にどう進めるかを考えるための情報にもなります。
私は、記録を重ねることが「自分のための減薬マニュアル」を作ることにつながると思っています。
リボトリール(ランドセン)には、どんな減薬方法があるのか
「減薬したいけれど、どうやって少しずつ減らせばいいのか分からない」という相談も受けます。
減薬方法としては、錠剤を分割する方法、粉砕して細かく調整する方法、液体を利用して少量ずつ調整する、いわゆる水溶液タイトレーションなどがあります。
私はオンライン相談で、減薬の基礎知識や、こうした方法の選択肢、それぞれの注意点をお伝えしています。
ただし、方法を知ることと、自分の薬でその方法を安全に行えることは別です。薬を水に入れても均一に溶けるとは限りません。分割や粉砕でも、毎回の量を適切に調整できるか確認が必要です。実際に薬を加工する前には、医師・薬剤師に薬の扱い方を確認してください。
また、「何mgずつ減らせばよいか」に全員共通の答えはありません。同じ成分を服用していても、減薬後の反応には個人差があります。
そして、これまでの経過や現在の体調を一緒に整理し、今後の方向性を考えていきます
病院で離脱症状を理解してもらえなかった方へ
減薬について相談に来られた方から、こんなお話を聞きます。
「薬を減らしてからつらくなったのに、元の症状が戻っただけだと言われた」
「この程度の減薬では、離脱症状は出ないと言われた」
「診察時間が短く、今の状態を説明しきれなかった」
病院へ相談しても話が伝わらないと、「もう誰にも分かってもらえない」と感じると思います。
私は、まずこれまでの経過をきちんと聞きたいと思っています。いつから薬を服用し、いつ減らして、そのあと何が起きたのか。診察でうまく話せなかったことも、一緒に整理できます。
次の診察で伝えることをメモにまとめる。薬の扱い方を薬剤師に確認する。今の主治医と十分に話し合えない場合には、別の医師に相談する。そうした選択肢もあります。
病院で理解してもらえなかったからといって、自暴自棄にならないでほしいと思います。
薬の量以外にも、今の生活を見ていきます
減薬を始めると、どうしても「次はどれだけ減らすか」が一番気になります。もちろん、それは大事なことです。
同時に、眠れない日が続いていないか、食事は取れているか、仕事の負担が大きくなっていないか、体がずっと緊張していないかも見ていきます。
栄養や整体だけで離脱症状が解決する、と言いたいわけではありません。ただ、薬のことを考える時間だけで一日が終わってしまうのはつらいものです。
当院では、睡眠、食事、運動、体の緊張、減薬への不安も一緒に整理します。今の体調でできそうなことを探し、次回までに取り組むことを決めていきます。
薬をやめた先に、どんな生活をしたいですか
減薬中は、「薬をゼロにすること」が頭から離れなくなることがあります。私もそうでした。
でも、薬をやめた先で何をしたいのか、そこを考えることも大切です。
仕事に戻りたい。家族と出かけたい。体調の心配をせずに旅行したい。朝起きて、薬のことばかり考えずに一日を始めたい。

取り戻したい生活は、人によって違います。
減薬が思うように進まないときほど、「何のために薬をやめたいのか」を思い出してみてください。急いで薬をゼロにすることより、その先の生活を守ることを目標にしてほしいと思います。
リボトリール(ランドセン)の減薬について、オンラインで相談できます
無痛整体未來堂/カウンセリングルーム未來では、リボトリール(ランドセン)をはじめ、ベンゾジアゼピン系薬剤の減薬や離脱症状に悩む方から、オンラインでご相談を受けています。
私自身もリボトリールを服用し、やめるまで約1年半かかりました。その経験を踏まえ、まずはこれまでの経過と、今一番困っていることを伺います。
相談では、減薬の基礎知識や、錠剤の分割・粉砕、液体を利用した調整などの方法についてもお伝えします。同時に、睡眠や食事、体の緊張、減薬への不安も一緒に整理します。
病院でうまく伝えられなかった方も、「こんなことを話していいのかな」と遠慮せず、これまでの経過を聞かせてください。京都だけでなく、全国からオンラインでご相談いただけます。
※当院は医療機関ではないので、診断、処方は出来ません。リボトリール・ランドセンは自己判断で急に減らしたり、中止したりしないでください。緊急性のある症状が出た場合は、直ちに医療機関へ連絡してください。
よくあるご質問
減らすと必ず離脱症状が出ますか?
必ず出るわけではありません。症状の有無や強さには個人差があります。減薬後に不調が出た場合、起きたことを全て記録しておくことが大切です。
どのくらいの期間でやめられますか?
一律には言えません。私がリボトリールをやめるまでには約1年半かかりましたが、それがほかの方の目安になるわけではありません。人と期間を比べず、体調や生活への影響を見ながら考える必要があります。
水溶液タイトレーションや粉砕についても相談できますか?
はい。どのような方法なのか、注意点も含めてお伝えしています。
具体的に何mg減らすか、決めてもらえますか?
減薬量には個人差があるため、当院が一律に決めたり、個別の量を指示したりすることはしていません。これまでの経過を整理し、医師・薬剤師と相談するときに役立つ知識や情報をお伝えします。
病院で離脱症状を理解してもらえなかったのですが、相談できますか?
はい。減薬した時期やその後の体調、診察で伝えられなかったことを一緒に整理します。病院で話が伝わらなかった方にも、一人で減薬を抱え込まないでほしいと思っています。
減薬で悩んでいる方へ
私も、リボトリールをやめるまで約1年半かかりました。相当しんどかったです。
だから、減薬が進まないときの焦りに、簡単に「大丈夫ですよ」とは言えません。ただ、今時間がかかっていることと、これから先もずっとやめられないことは別です。
方法を知り、自分の体調の変化を記録し、必要な人と相談しながら進める。一人で抱えていることがあれば、まずはお話を聞かせてください。
この記事を書いた人
伊藤伸一
うつぬけ整体師・公認心理師・言語聴覚士
自身も13年間、うつ、不眠、不安に悩み、一時期は10種類17錠の薬を服用。減薬による離脱症状と入院を経験し、リボトリールをやめるまでには約1年半かかりました。
現在は京都市の無痛整体未來堂/カウンセリングルーム未來で、減薬・断薬、不眠、不安などに悩む方を、体と心の両面からサポートしています。



この記事へのコメントはありません。